間違いだらけの7つの歩き方③

こんにちは。

表参道にある足の専門科

オーダーメイド矯正インソール製作数日本一の

南青山『足から治療院』Creareクレアーレ代表

フットマスターの新保泰秀です。

 

今日は前回に続き

間違いだらけの歩き方シリーズ第三弾

『靴底の減り方』についてお話します。

前回までのブログはこちらから↓
間違いだらけの7つの歩き方①『体重を乗せる位置は?』
間違いだらけの7つの歩き方②『つま先重心はNG?』

靴底の減り方を見ると

その方の歩き方のクセがだいたいわかります。

さらに将来的にどんな不調や痛みが出そうかも

予測がつきます。

もちろん、今現在の不調や痛みについてもです。

つまり 歩き方は

あなたの生活そのものを映し出す鏡のようなものです。

お身体の悪いクセや歪みなどを

毎日履いている靴の 靴底が教えてくれるのです。

ですから

ご自身の歩き方を意識すると同時に

時々 靴底を観察してあげる事も大切です。

ではここで、典型的な靴底の減り方について

お話していきます。

 

①内側だけが減っている場合

靴底の内側だけが減るのは

足の内側に常に力が入っているという証拠です。

内股だったり X脚の方に多いタイプであり、

足裏のアーチもつぶれ、扁平足になっている方も多く見られます。

重心は かかとから親指にかけてかかりやすく

タコや魚の目に悩まされる事もあるでしょう。

足首がゆるみ、安定していない為

歩いている時は脚が内側に倒れ込みがちになります。

それを防ごうとして外側の筋肉でお身体を支えようとするので

太ももの外側がパーンと張った感じになります。

また 重心を外側に置こうとする為

骨盤が開きやすく、

女性の中には大きなお尻や

下半身太りが気になる方も多いのではないでしょうか。

足首をニュートラルポジションに置けない為

ふくらはぎも大きく動かす事ができず

血行不良やむくみや冷えを起こしやすくもなります。

 

②外側だけが減っている場合


靴底の外側だけが極端に減るのは

男性に多いタイプです。

ガニ股だったり O脚の方に多い傾向です。

足の指先が外側を向いている事が多く

足首がニュートラルポジションをキープできない為

立っている時も歩いている時も

常に足の外側に重心が向いてしまっています。

この重心のまま歩き続けると

脚全体にねじれが生じ、

膝の外側や股関節を痛めやすくなります。

骨盤も開き気味になる為

ガニ股やO脚を助長する事にもなりますし

腰痛や肩こりなど上半身の不調にも繋がります。

外反母趾や巻き爪になりやすいのも

このタイプです。

また 足の外側の筋肉が発達するので

見た目的にも横に太い、

バランスの悪い脚になってしまいます。

 

③かかとの片側だけが減っている場合

え?片側だけ?と思われるかもしれませんが

実はこちらのタイプは多いように感じます。

歩く時に 左右の足指の向きが違っていたり

歩幅や脚の長さに左右差があったりすると

かかとのどちらかが 極端に減りやすくなります。

足首の使い方にも左右差が生まれる為

無意識にどちらかの足を引きずって歩いたり

あるいは 骨盤の片側だけが開いている為

均等に力が入らない、などの理由から

片方のかかとだけが減っていくわけです。

この歩き方を続けていると

負荷がかかっている方の 足首や膝

痛みが出てきやすくなります。

また 骨盤の歪みから

お身体の血流が悪くなり

むくみや肩こり、首こり、頭痛などの

症状が出ている方も多いと思います。

このタイプは 足のニュートラルポジションを

意識する事はもちろん、

普段とは違う足から一歩を踏み出す、

重い荷物は 左右交互に持つ、

など、生活習慣の抜本的な見直しも必要です。

 

④つま先だけが減っている場合

常に地面を蹴るようにして歩いている方は

靴底のつま先全体が減りやすくなります。

無駄な力を使って歩く為

『いつも何となくだるい』といった倦怠感に悩まされる方も多いでしょう。

つま先に重心がかかっている事から

前かがみの姿勢をとる事が多く

猫背になりやすいタイプでもあります。

姿勢のバランスを取ろうと背筋に力が入るので

逆に腹筋が衰えて

お腹が突き出たような体型になっていきます。

つま先重心の場合、

つま先が絶えずブレーキをかけているような状態になります。

すると、

膝が曲がりやすくなる為

膝痛の原因にもなりますし

ふくらはぎが十分に伸びきらない事から

血行不良も引き起こします。

足首のゆるみから

つま先を下げた『底屈』の状態のまま歩いている方も多いと思います。

その為、

平坦な道にも関わらず つまずきやすかったり

転びやすかったりする事もありますので

歩行の際のケガには十分注意しましょう。

 

これらのお話は

2冊目の私の著書

『靴底の外側が減らなくなると体の不調も消える』

の中で更に詳しくお話していますので

是非お手にとってご覧くださいませ。

次回は

『着地した時 あなたの膝はどうなっている?』

について お話します。

どうぞお楽しみに。

 

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