いつも 南青山『足から治療院』クレアーレのブログをお読みいただき、誠にありがとうございます。
先日のブログでは「靴選びが健康を左右する」というタイトルで、セルフチェックと共に よろしくない靴の選び方についてお話させていただきました。
いつもこちらのブログでお伝えしております通り、足はお身体の大切な土台です。
その足を守ってくれるのが「靴」。
靴選びは 健康を大きく左右しますし、自分に合った身体に優しい靴を選ぶことが大切です。
目的に合わせて 靴を楽しむ
日々生活する中で、通勤や通学、買い物や旅行、ちょっとしたパーティーや会合、ウォーキングやランニング、スポーツ…など、用途や目的に合わせて 様々な靴を履き替えていらっしゃるかと思います。
健康とは「人生を楽しむこと」と思っていますので、スタイルや洋服に合わせて足もとも楽しみたいですよね。
今回は、普段履く上で「身体に優しい靴選び」というテーマでお話させていただきます。
ここ最近では、靴屋さんで買う方もいれば ネットで注文する方もいらっしゃるかと思います。
例えば靴屋さんに行った時、どんな点に気をつけて靴を購入されていますか?
サイズ
デザイン
柔らかさや硬さ
機能
など チェックするポイントは色々とありますが、以下5点を意識してチェックされてみてください。
靴選びの5つのポイント
1. かかとが補強されているか?

かかとを触ってみてください。かかとが(柔らか過ぎずに)補強されて安定していると、歩いた時に足首の左右のブレを防いでくれます。
また 床に置いてみて、かかと部分が床に対して「垂直」かどうかも確認してみてください。
特に ヒールの高い靴は 床との接地面積が小さいので ヒールが前後や左右に傾いてないかも確認することがポイントです。
2. 履き口の大きさや高さは正しいか?

靴を真上から見て、履き口の大きさをチェックします。履き口が大き過ぎると 歩いた時に足首の位置が固定しません。いつも私が、「履きづらく脱ぎづらい靴」の方が身体に良いとお伝えしておりますが、まさにこのことです。
スニーカーや紐靴タイプなら良いですが、例えば 開口が広い靴は 足の甲部分に「ベルト」や「バンド」が付いていると 足が遊びにくくなりますね。
また 靴の履き口の内くるぶしと外くるぶし部分を見てみましょう。
ペンなどを履き口に乗せて、左右の傾きを見ます。内側が高くて外側が低い靴を選びましょう。足の構造上の特徴として、内側と外側ではくるぶしの高さが異なり 内側の親指側のくるぶしの方が若干高くなっているからです。
もし 靴の外側のくるぶし部分が高くなっていたり、同じ高さの靴の場合、くるぶしが靴と擦れてしまい 痛いや違和感が出ることがあります。
3. 親指の付け根部分がきちんと曲がるか?

靴屋さんで試し履きをする際は、できるだけ「かたい床面」で行いましょう。
と言うのは、カーペットのような柔らかい床面で試着した時は問題がなかったのに、購入後に外でかたい床面を歩いたら靴が足に当たって痛い と感じることもあるからです。
履いたら、歩いたり座ったり様々な日常の動作をしてみて、足に合っているか?靴の曲がる部分と実際の足の曲がる位置がズレていないかも確認。
例えば 靴が小さくて親指の付け根の位置が先の方にあれば、曲がる位置が合わずに歩く際に余計な力が必要となり疲れます。逆に 靴が大き過ぎると 靴の中で足が動いてしまうので、靴と足の関節の曲がる位置が合いません。
また、柔らか過ぎる靴も 足にはよろしくありません。
4. つま先に1~1.5cmの余裕があるか?

足長、幅、甲の高さ、形など 足にも個性があります。
足長で言うと、サイズは かかとで合わせて履いてみて、つま先部分に1〜1.5cm程度の余裕があると良いです(捨て寸)
サイズの左右差がないかもチェックしてみてください。中敷を取り外せるものは 取り外してかかとと合わせ、つま先が少し折り曲げられるくらい(親指の高さぐらい)がちょうど良いサイズです。
5. アウトソールがねじれていないか?

靴の裏を見てみてください。
アウトソールのかかとの真ん中からつま先に向けたラインの延長上に、人差し指がありますでしょうか?
靴の形状によっては、ラインの延長上に小指あたりが来てしまうものもたくさんあります。この場合、着地した時に足首が外側に傾いてしまい、膝や股関節、骨盤の歪みにも繋がりやすくなります。
自分が行きたい方向に 足の人差し指あたりが向いている歩き方がベストですので、アウトソールが三日月のように曲がっている靴は要注意です。
新保式ボールウォーキング講座へ
文字だけですと 少しわかりにくいかもしれませんね。
今、日本全国やイギリスで行なっております新保式ボールウォーキング講座では、参加したお客様の履いていらっしゃる靴を診断し 座学の時間では靴選びのコツもお話しております。

「自分の足のサイズは何センチなのか?」
「どのような形状の靴が合っているのか?」
「スニーカータイプはもちろん、ヒールや革靴などを買う時は 何に気をつければいいのか?」
など、足を診ながら個別相談させていただきます。
毎日履く靴だからこそ、一度足もとを見直してみませんか?
新保式ボールウォーキング講座、そして 全国のフットマスターまでお気軽にご相談ください。
株式会社夢殿yumedono
南青山『足から治療院』クレアーレ
フットマスター 代表
新保 泰秀(Yasuhide SHINBO)
参照:「靴底の減り方でわかるカラダ診断」(新保泰秀 著 / 主婦の友社)